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蛋白質が乳癌薬剤の効力を妨害
    記事番号:29
    記録日  :Jun24/2003,09:29
    記録者  :Admin

この研究論文は、乳癌細胞の成長に影響を与える2種類の蛋白質が抗がん剤tamoxifenの効力を妨げていることを明らかにしている。

ヒューストンのBaylor薬科大学の科学者は、女性乳癌患者の細胞内高レベルAlB1(Amplified in Breast Cancer-1)及びHER-2がその腫瘍部へのtamoxifenの効力を阻害していることを発見した。
この薬剤は女性の悪性乳癌の発症及び再発症を抑えるために用いられている。

これは乳癌患者316症例の調査論文であるが、調査チームは、この2種類のたんぱく質を高レベルで有する女性にtamoxifenを施療した場合その他の如何なる施療の女性より悪い結果がみられた、としている。

『事実、tamoxifenが逆効果を及ぼしている可能性がある』とBaylor大Breast Center理事のKent Osborne博士は語った。

この発見は、今後どのような女性がtamoxifen治療に適するかを見通す上で重要な要素になりうる、と語った。 更に、この調査結果を臨床使用するまでには広範囲な調査による検証が必要である、とも付け加えた。
この調査結果は国立癌学会誌に発表されている。





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