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エクササイズが乳癌のリスクを軽減させる
    記事番号:36
    記録日  :Sep30/2003,16:48
    記録者  :Admin

週にたった1〜2時間のキビキビした散歩が中高年女性の罹癌リスクを約20%下げるのに有効である、たとえ彼女達が閉経徴候のためホルモン錠を服用していても有効であることが研究の結果判明した。

この研究結果は、ホルモン剤の使用と乳癌、心臓発作、及び通常発作との関連性についての画期的な研究データに基づくものである。
この研究結果は、長期ホルモン剤使用者の乳癌罹患リスクがやや高くなる事実にも拘らず、エキササイズがこの傾向を中和するーこれを相殺するとまでは行かないがー事を提示している、と研究リーダーであるシアトル州にあるFred Hutchinson Cancer Research CenterのDr. Anne McTiermannは述べている。

この研究結果はまた、既に癌に罹患している人にも同様であり、彼女たちにとってそのエクササイズが本質的治癒を得られる程の激しいものである必要は無く、且つかなり遅い時期から始めても有効であるとしている。

例えばウオーキング、戸外での自転車乗り或いは軽度の水泳など適度に列しい運動を人生の遅い時期か始めた場合、これらが癌リスクを軽減出来るかどうかを見極めることが重要であり、その理由としては、女性たちにとってそうした活動が永続出来るものかどうかということである、と彼女は述べている。

研究員たちは、1993〜1998年の間に政府に依る“Woman’s Health Initiative”の調査に参画した50〜79歳の女性患者74,171名のデータを分析した。
週1.25〜2.50時間適度の運動をしていると言った女性は、運動をしていない女性と比較し18%も乳癌のリスクが低かった。

この調査結果はAmerican Medical Association誌に載っている

この調査の参加者である77歳の発作持のCecile Cowderyは12年前看護婦業を退職し、以後規則的にウオーキング・エクササイズを続けている。

シアトル在住のCowderyの言うところに依れば、“こうしたエクササイズが家に篭ってじーっと座りっぱなしで裁縫すること以外の色んな事をする動機付けになっている”彼女は乳癌になったことも無く、エクササイズはそのリスクの低減に寄与している。“皆も戸外で同様のエクササイズをしてみては”と彼女は薦めている。

American Medical Association誌の別の研究に依ると、ダイエットと併せた適度のエクササイズは若い女性達の減量や心臓血管強化フィットネスの為の強度エクササイズとほぼ同等の効果が有ることが判明している。

一方いく人かの専門家は、適度に激しいエクササイズを毎日1時間するのが最適であると述べているが、上記両研究共に州立癌抑制予防センター並びにアメリカ・スポーツ医学大学が推奨する軽度エクササイズを支持している。

これらのガイドラインは、心臓病やその他の慢性的健康問題のリスクを低減するために、例えば活発なウオーキングのような適度な運動を週のほぼ毎日最低30分する事を薦めている。

McTiernanの研究では、より強度の或いはより頻度の高いエクササイズをしたからと言って、それ以上あまり得るものは無い――その理由は多分、そのような運動レベルでこの研究に参画した女性はかなり少なかった性かもしれない――とハーバード・メディカル・スクールのDr. I-Min Leeはその付随論説に述べている。

“以上からして、女性たちはずーと低いレベルでの肉体運動で健康上の恩典を得ることが出来ることを知りえて勇気付けられるところである”とLeeは述べている。

このWoman’s Health Initiativeの研究結果は、昨年の夏丁度エストロゲンやプロジェスティンを含むホルモン錠が閉経後の女性にとって恩恵よりもリスクのほうが大きいことが判明し、その服用が停止された時のことでありであり、重大ニュースとなった。





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