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喫煙者の歯の本数の減少は膵臓癌に関係あり
    記事番号:37
    記録日  :Nov04/2003,15:57
    記録者  :Admin

新しい研究に依ると、喫煙者は歯の本数が減れば減るほど膵臓癌に罹るリスクが高くなる。

歯を全部失った喫煙者は失った歯が10本以下の人と比較し、膵臓癌に罹るリスクは63%高い、と研究者はAmerican Journal of Clinical Nutritionに発表した。
総体的に謂って、膵臓癌に罹るリスクは1000人に6人であった。

この研究は歯を失うこと自体が膵臓癌を発生させると言っている訳ではない、とこの研究の主著者であるRachel Z.Stolzenberg-Solomonはロイター社健康部門とのインタビューで語った。

歯を失うことは単に癌を誘発する何らかの要因の徴候に過ぎない、と国立癌研究所栄養疫学部門の調査官のStolzenberg-Solomonは語った。
例えば、歯を失うことは単に不健康なライフスタイルの徴候かもしれない,と同女史は語っている。

他方、全部の歯を失っている喫煙者はそうでない人と比較し口腔内により多くのバクテリアが存在すると言う事なのかも知れない。
この口腔内の高レベル・バクテリアの存在が即ち内臓に於ける高レベル・バクテリアの存在に繋がるのかも知れない、とStorzenberg-Solomon女史は語った。

バクテリア負荷量が膵臓癌に関連していると言う仮説がある、とStolzenberg-Solomonは語った。
胃の中のバクテリアは硝酸エステルと亜硝酸エステルをニトロサミン(R2NNO)に変化させる。ニトロサミンは発癌物質なのである。

この調査のためStolzenberg-Solomon及びその調査仲間は29,104人の男性喫煙者の医療記録を調べた。 この調査開始時に50〜69歳の男性が1985〜1997年まで調査が続けられた。
調査開始時彼らは自分の歯の健康状態を聞かれた。調査終了時には174人が膵臓癌に罹っていた。

年齢、教育、更にその人が住んでいる場所が田舎か都会かなどの居住環境も考慮にいれた上で、全部の歯を失った人が膵臓癌にかかる可能性は63%高いことが判明した。

他方、この新調査は歯の喪失負荷がどれだけ発癌リスクを高めるかについての諸条件を証明するものではないが、これは歯の衛生管理を良く行うことの重要性を明示している、とStolzenberg-Solomonは語った。

この研究はデンタル・フロスや歯磨き粉を使用することが口腔癌及び食道癌に罹るリスクを低下させることを示している、と女史は語っている。





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